タペストリーやニードルポイントでは、キャンバスにデザインがあらかじめプリントされていることが多いですが、本や雑誌にはキャンバスワーク用の図案も掲載されています。この記事では、デザインの違いを説明しますので、ご自分の好みに合わせてお選びください。

プリントキャンバスのデザインは、タペストリーやニードルポイントのキットとしてとても人気があります。シルクスクリーンや熱転写で、キャンバスの上に色を載せていきます。 プリントや転写は、工場で行われるため、手描きのキャンバスより低価格です。 プリントされたデザインは、色彩が限定されるため、一般的にシンプルなスタイルになります。 キャンバスの端に印刷されたカラーブロックは、デザインに使われている色を一覧で見ることができます。この便利なツールを使えば、デザインに使われている色を簡単に見分けることができます。

ハンドペイントキャンバスのデザインは、キャンバスに一つ一つ手描きで描かれています。キャンバスは、ステッチペイントされることもあります。つまり、糸の交差点が丹念に描かれ、ステッチャーはその交差点でどの色が使われるのか、迷うことはありません。また、手描きのキャンバスには、糸の交差点が明確に示されていない部分があり、ステッチャーはどの色をその糸の交差点に使用するかを判断しなければなりません。 手描きのデザインに使用する糸やステッチの選択と同時に、このような決断をすることもステッチャーの楽しみの一つです。

図案式のデザインは、最も手頃な価格で、様々なタペストリーやニードルポイントの本や月刊誌で見つけることができます。 デザイン図案には、そのデザインをステッチするために必要なすべての情報が含まれています。 ステッチを必要とする図案上のマス目にはすべて記号があり、各色糸に対応する記号が表示されています。タペストリーやニードルポイントのステッチは、キャンバスを完全に覆うようなステッチが、図案式デザインに最も適しています。