タペストリーとニードルポイントは、とてもリラックスできるキャンバスワークは初心者にも優しい技法です。 キャンバスは均等なステッチを助ける仕様になっており、図案は通常キャンバスにペイントまたは印刷されるため、複雑なチャートを読む必要はありません。この記事では、タペストリーとニードルポイントに使用されるキャンバスの種類について説明します。

タペストリーとニードルポイントは何世紀にもわたって存在し、世界中の王族や裕福な家族の壁や家を飾っています。タペストリーとニードルポイントはどちらも、タペストリーの針で硬く織り目の開いたキャンバスにステッチした、カウント形式の刺繍です。 ほとんどのデザインはキャンバスを完全に覆い、さまざまなステッチやパターンで制作されます。 密度は、キャンバスのカウント数によって異なります。 多くのデザインはキャンバスに直接プリントされていますが、図案のそれぞれのマス目が 1 つのステッチを表すクロスステッチに似た、チャート化されたものもあります。 タペストリー・ニードルポイントは、モノ、インターロック、またはペネロペ/デュオと呼ばれる2本糸のキャンバスのいずれかのキャンバスで作業されます。

ニードルポイント・タペストリー用のキット、ペイントまたはプリントされたキャンバスを購入する場合は、キャンバスの種類があらかじめ選ばれています。 最も一般的なタイプとその用途は次のとおりです。

• モノキャンバスは、1 本の糸を織り合わせて作られています。 糸は一貫した太さで、等間隔です。 多少の「ゆとり」があるので、座るクッションなどの用途に適しています。 柔軟性があるため、ステッチ中に生地を安定させるためにフレームを使用する必要があります。キャンバスのカウントとは、1 インチあたりの穴の数を指します。 カウント数が高いほど、ステッチは小さくなります。

• インターロック キャンバスは、2 本の縦の糸が 1 本の横の糸をそれぞれの交点で「ロック」するように織り込まれています。 これにより、キャンバスがより安定します。 ニードルポイントキットで非常に人気があり、通常は白または茶色で入手できます。

• ペネロペまたはデュオキャンバスは、二重の糸を織り合わせたメッシュで、非常に耐久性があります。 この丈夫さから、タペストリーキットやインテリア用品に人気があります。 幅広いカウント数のキャンバスが入手できます。ステッチは両方の糸または 1 つだけで行うことができるため、カウント数は "5/10"など、2 つの数字がリストされることがあります。 2 番目の数字は、糸を1本づつでステッチ場合の、1 インチあたりのステッチ数を表します。

タペストリー・ニードルポイントの作品制作には、コットン、ウール、レーヨン、シルクなど、さまざまな糸を使用することができます。DMCでは、光沢のあるコットンパールから、柔らかいタペストリーウールまで、美しいタペストリー・ニードルポイント用の糸をご用意しています。DMCの糸はすべて、最高品質の素材と、色落ちしにくい染料で作られています。 使用するキャンバスによって、糸を選ぶ幅が少し狭くなります。DMCタペストリーウール、DMCルトール、サイズ3のコットンパールなどの太い糸は、目数の少ない（穴の数が少ない）キャンバスに、サイズ5のコットンパール、25番刺繍糸などの細い糸は、目数の多い（穴の数が少ない）キャンバスに適しています。

キャンバスに使用するタペストリー針は先端が丸くなっていますので、キャンバスの繊維に刺さることなくスムーズに目に通すことができます。針の大きさは、キャンバスの網目の大きさによって決まります。例えば、網目の細かいキャンバスには細い針を、穴の大きさが大きいキャンバスには太い針を使用します。 使用する糸が収まり、糸をほとんど引きずることなくキャンバスに通すことができる針を選びます。タペストリー針は番号でサイズ分けされており、番号が大きくなるほど針が細くなります。 8-10カウント キャンバス - サイズ16タペストリー針を使用 10-12カウント キャンバス - サイズ18のタペストリー針を使用 12-14カウント キャンバス - サイズ20のタペストリー針を使用 16-18カウント キャンバス - サイズ22のタペストリー針を使用

制作を始める前に、キャンバスの端をマスキングテープで留めることをお勧めします。こうすることで、キャンバスがほつれたり、ステッチをするときに糸が引っかかったりするのを防ぐことができます。テープをキャンバスの一片の長さにカットし、テープの半分を表側、半分を裏側にして、キャンバスの端に貼り付けます。これをキャンバスの4辺に繰り返します。 フレームを使用する場合は、用意したキャンバスをお好みのフレームに取り付けてください。